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東海建設へ

3月4日
この日は、工務店さんに作業の見学に行った。
地鎮祭の時に池谷社長からお誘いがあり、
「墨付け」「刻み」の様子を見せていただくのだ。

山や川の景色を楽しみながら、ドライブ気分で約2時間。
すでに設計士さんが到着していた。

「住まい塾で提携している工務店さんの中でも、
 これだけの作業場を持っているところは東海さんだけですよ」

と設計士さんが言う。
広い作業場には、材木屋の下野さんが厳選してくれた木材が並んでいた。
大黒柱になる杉は、工務店の皆さんが絶賛。

「これはもう大トロのようなものだから、
 こいつの料理は最後のお楽しみにとっておいてるんだよ」

と職人さんが言うほどだ。

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柱と梁を組み、栓を入れてくさびを打つ。
「木造軸組工法」と言うのだろうか。
日本の大工さんはすごい。
こんな仕組みを考えつくなんて。
そしてそれを、ずっと承継してきているなんて。

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こうして建てられた家は、100年でも200年でも長持ちするだろう。
傷んだ材木だけを交換することも、解体して移築をすることもできる。
もちろん外した木材で建替えることも可能だ。
そう考えると、これほどローコストな家はないのではないか。

今の一般的な住宅と比較すると、
工期も長いし、坪単価も高いかもしれない。
価値観は人それぞれだ。
しかし、「もったいない」が改めて見直されて来ている時代、
やっぱりこういう家造りをするべきではないだろうか・・・。

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これが「墨つぼ」。
材木に直線を引くのに使う道具だ。
今、これを使える大工さんはどれくらいいるのだろう。
by donary | 2008-03-12 23:44 | 大工仕事
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