屋根
3月17日
上棟式も無事に終わり、大工さんたちは引き続き作業に来てくれている。 屋根にも下地の板が貼られた。 3月18日 大工さんたちの帰りがけに声がかかり、 「明日からは板金屋さんが屋根をやるから、おれたちはしばらく休むね」 と言われた。 上棟式の日も雨だったし、やはり早く屋根ができてほしい。 3月19日 朝からの予報の通り、早い時間から雨が降り出した。 そのせいか板金屋さんは来てない。 しかし、来ないはずの東海さんがやってきた。 「あれ?どうしたんですか?」 「せっかくの材料を濡らしたくないからさー」 そう言って、みんなでブルーシートで養生を始めた。 ここまで片道2時間弱。 設計士さんが言っていた、東海さんの「機動力」を実感する。 そうこうしているうちに、板金屋さんも到着。 屋根に下地のゴムシートのようなものを貼っていく。 この日は電気屋さんもやってきて、配線をしていた。 ものすごい数の線が天井を這っている。 こんなに電気を使わないと生活ができないのかと思うと、 なんだかいけないことをしている気になってくる。 3月25日 いよいよ、屋根材が貼られる。 東海さんのクレーンが、屋根に材料を上げて行く。 この屋根材は、クボタ松下電工株式会社の「コロニアルグラッサ」という製品。 平形の屋根スレートで、5.2mm厚というもの。 客殿の屋根と雰囲気を合わせて選んだものだ。 色も同じように、アッシュグレイという色に夫が決めた。 実は当初は、屋根材には鋼板が予定されていたのだが、 夫はそれに反対した。 理由のひとつは客殿との調和だが、 何よりも、経年変化しない素材はだめだという信念。 「屋根に落ちる葉が、ひっかかるような屋根がいい」 と言うのも、こういう環境に住んでいるからこその発想だろう。 屋根の上の落ち葉も美しく見えるということが大事なのだ。 これが鋼板の屋根だったら、 落ち葉はそのまますべり落ちて軒下に集まり、 またはどこかにひっかかってそこに固まり、 「ただのゴミになる」 と言う。 そういうめんどくさい夫なのだ。 3月28日 しかしこだわりの屋根は、確かに美しい。
by donary
| 2008-05-14 12:10
| その他工事
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